2023年11月15日(水)~19日(日)SARPvol.24 オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト『カタログ版 in 四国学院大学』全公演、無事終演いたしました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回は、劇団「ロロ」主宰で劇作家・演出家の三浦直之氏を招き、演劇作品を創作・上演しました。「オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト」は、これまでの劇団ロロの公演で登場することのなかった、三浦氏が創作した大量の登場人物の設定(プロフィール)から生まれた小さな物語をオムニバス形式の作品として、様々な劇場や大学でクリエーション・上演するプロジェクトです。本公演に登場するキャラクターはまるで旅をするかのように、全国で様々な人々によって演じられていきます。
四国学院大学バージョンでは、50 のキャラクターの小さな物語を 14 人の学生が演じ分けました。年齢・性別などが全く異なる人物をどのように演じるか考えながら稽古に取り組みました。
また、オムニバス形式ということで、シーンが次々と変わっていくため、セットを回転させたり移動させることで、見え方が変わるような工夫が施されています。
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2023年12月23日(土)・24日(日)こども向け演劇公演『ハッピーな姫と白いオオカミ』無事全公演、終演いたしました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
本作は地域の子どもたちが気軽にアートに触れ、言葉とからだを通じた表現や創造の楽しさを味わってもらうことを目的に、本学准教授の西村和宏が創作し、昨年度のノトスキッズ公演として上演しました。今回、丸亀市生涯学習センターにて初再演となりました。
2023年10月7日(土)・10月8日(日)四国学院大学身体表現と舞台芸術メジャー 特別公演が無事終了いたしました。
本公演は今年度から本学カリキュラムの一環として実施される、プロを目指す学生たちのための公演です。今まで培った経験やスキルを活かし、より選抜された少人数の学生で作品創作をすることで、学生一人ひとりの新たな可能性と才能の開花を目指します。また、学生にとって自身の適性をさらに伸ばす機会となると同時に、地域の方々にも広く公開し文化・芸術に触れる場を提供するものです。
『動物園物語』
演出=西村和宏/作=エドワード・オールビー/翻訳=鳴海四郎
夏の昼下がりの日曜日。アメリカ・ニューヨークのセントラルパークにある人気の無い公園手前、ピーターはジェリーという男に出会う。問われるまま家族や仕事のことを話す。やがて饒舌なジェリーに辟易し、遂に……
『すぐそばのダンス』
演出・振付=阪本麻郁/衣装=小松陽佳留
髪の毛をかき上げる、服を直す、「あっ、そっか」といった私たちが日常的に何千回、何万回と繰り返している些細な動きや口癖。日々の生活にある細々とした身の回りの物事や出来事、あるいは地球規模で繰り広げられている環境破壊や世界紛争など。それら全てをコラージュし、日々の営みと複雑に発展した現代社会をたった3人の身体でユーモアと共に壮大に描く、演劇的ダンス作品。
『ラット』
作・演出=仙石桂子
高校教師の三人の女性。少し前に同僚の体育教師が不審な死をとげていた。三人の教師はお互いを疑いながらいつも通りに振る舞う。その中に見える仕事、恋愛、友情へのそれぞれの想い、そして彼を殺したのは誰なのか。職員室という「見える密室」で繰り広げられる人間関係の行方は。
夏の集中講義でドイツから振付家のニア デ ヴォルフ氏を招き、自身の身体構造と呼吸システムについてリサーチを行いました。
最終日には7日間の成果を作品にして発表しました。
7日間の講義ではニアが長年探求してきた、「BBM / Breathing Bodies Movement」呼吸する身体の動きというメソッドを学び、身体から生まれる表現とそこに秘められた可能性をリサーチしました。
BBMでは、あらゆる年齢、体型、バックラウンドのすべての人々、およびプロまたは非プロの両方のダンサー、俳優、パフォーマーの身体と感情システムの間の調和のとれた調整を研究することを目的としています。
ダンス経験のない学生がほとんどですが、ダンスとしてではなく、呼吸から動きを生み出すことにより、自然に流れるような動きが生まれました。
はじめは、ストレッチなどの小さな動きで呼吸を意識し、徐々に呼吸の大きさやリズムを変えることで動き変化をつけていくトレーニングを行いました。息を吐くときは力強い動き、息を吸うときはリラックスした脱力感のある動きと、呼吸によって動きの質感に変化をつけたり、呼吸のリズムで動きのスピード感に変化をつけるなど、少しずつバリエーションを増やしていきました。
ワークショップ開始から数日は、動くことに捉われて呼吸を忘れがちでしたが、2~3人のチームでお互いを観察し、ディスカッションとフィードバックを繰り返すことで、自分だけのくせを発見し、それをもとに自由に様々なアイディアで動けるようになりました。
2023年6月21日(水)~25日(日)SARPvol.23『あるく鳥の白いニワ』全公演、無事終演いたしました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
本作品はSARP23の為に書き下ろされた新作戯曲です。とある高校の夏の昼過ぎ、アジアを中心に世界情勢が揺れる数年先の未来が描かれています。舞台は大きな壁がそそり立ち、処理に困る廃棄物が漂着する高校の裏庭です。
裏庭では生徒や教師の他愛もない日常的な会話の中から、それぞれが属するの社会での関係性が浮かび上がります。社会が知らず知らずのうちに作り出している常識や偏見の中で、力強く懸命に生きる人物たちを愛情たっぷりに描いた群像劇となりました。
2023年5月12日(金)~13日(土)丸亀市みんなの劇場開館準備事業 演劇公演『ダンデライオンズ』無事、全公演終演いたしました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
演劇的な手法を用いて3年間にわたる対話の積み重ねによる、人と人との関係性の変化の中で生み出された作品『ダンデライオンズ』。昨年度、「社会福祉と演劇ワークショップ」の授業で就労継続支援B型事業所の利用者さんと一緒に「生きづらさ」をテーマに作品を創作し、ノトススタジオで上演しました。今回、丸亀市生涯学習センターにて初再演となりました。
〔町村さんのお話〕
町村修は、大学生で統合失調症を発症し、3度の入院を繰り返す。そのたびに彼はその場から逃げたくなる。なぜなら彼には大好きな場所があって・・・。
〔柿沼さんのお話〕
柿沼正志の家族は年功序列と高学歴優先で成り立っている。その中で、彼はいつでも一番下の立場にあって、家族の言いなりに。「やりたいこと」をするのってこんなに難しかったのか。
〔後藤さんのお話〕
後藤桐子は調子が悪くなると片付けができない。でも、彼女は働きたい。できることは何なのか模索しながら、恋愛もして、結婚もしてみたけど、「普通に生きる」ってなんなのか。
©げんばほのか
主催:丸亀市
共催:四国学院大学/公益財団法人 丸亀市福祉事業団
協力:NPO法人SAJA就労継続支援B型事業所たんぽぽ
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2023年4月4日(火)・8日(日)アトリウム コイノスにて上演した、『ロミジュリ Contemporary』無事終演いたしました。
本作は2023年度の本学新入生オリエンテーション内のイベントの一つとして創作されますが、特別に一般公開しました。
『ロミオとジュリエット』を元ネタに、ピュアな恋人たちのロマンス、若者たちのやり場のない情熱や葛藤を、激しくスピード感のあるダイナミックな動きで表現しました。学生キャストも振付に関わり、それぞれの個性を生かした振付が個々の存在感を引き立てました。在学生と卒業生、総勢23名のキャストによる、歌ありダンスありの迫力のある舞台となりました。
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