2023年6月21日(水)~25日(日)SARPvol.23『あるく鳥の白いニワ』全公演、無事終演いたしました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
本作品はSARP23の為に書き下ろされた新作戯曲です。とある高校の夏の昼過ぎ、アジアを中心に世界情勢が揺れる数年先の未来が描かれています。舞台は大きな壁がそそり立ち、処理に困る廃棄物が漂着する高校の裏庭です。
裏庭では生徒や教師の他愛もない日常的な会話の中から、それぞれが属するの社会での関係性が浮かび上がります。社会が知らず知らずのうちに作り出している常識や偏見の中で、力強く懸命に生きる人物たちを愛情たっぷりに描いた群像劇となりました。
2023年5月12日(金)~13日(土)丸亀市みんなの劇場開館準備事業 演劇公演『ダンデライオンズ』無事、全公演終演いたしました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
演劇的な手法を用いて3年間にわたる対話の積み重ねによる、人と人との関係性の変化の中で生み出された作品『ダンデライオンズ』。昨年度、「社会福祉と演劇ワークショップ」の授業で就労継続支援B型事業所の利用者さんと一緒に「生きづらさ」をテーマに作品を創作し、ノトススタジオで上演しました。今回、丸亀市生涯学習センターにて初再演となりました。
〔町村さんのお話〕
町村修は、大学生で統合失調症を発症し、3度の入院を繰り返す。そのたびに彼はその場から逃げたくなる。なぜなら彼には大好きな場所があって・・・。
〔柿沼さんのお話〕
柿沼正志の家族は年功序列と高学歴優先で成り立っている。その中で、彼はいつでも一番下の立場にあって、家族の言いなりに。「やりたいこと」をするのってこんなに難しかったのか。
〔後藤さんのお話〕
後藤桐子は調子が悪くなると片付けができない。でも、彼女は働きたい。できることは何なのか模索しながら、恋愛もして、結婚もしてみたけど、「普通に生きる」ってなんなのか。
@げんばほのか
主催:丸亀市
共催:四国学院大学/公益財団法人 丸亀市福祉事業団
協力:NPO法人SAJA就労継続支援B型事業所たんぽぽ
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2023年4月4日(火)・8日(日)アトリウム コイノスにて上演した、『ロミジュリ Contemporary』無事終演いたしました。
本作は2023年度の本学新入生オリエンテーション内のイベントの一つとして創作されますが、特別に一般公開しました。
『ロミオとジュリエット』を元ネタに、ピュアな恋人たちのロマンス、若者たちのやり場のない情熱や葛藤を、激しくスピード感のあるダイナミックな動きで表現しました。学生キャストも振付に関わり、それぞれの個性を生かした振付が個々の存在感を引き立てました。在学生と卒業生、総勢23名のキャストによる、歌ありダンスありの迫力のある舞台となりました。
【公演写真】
2023年3月19日(日)四国学院大学ノトススタジオ
即興演劇シーソーズ『即興演劇シーソーズインプロショーinノトススタジオ』
無事、終演いたしました。
ご来場いただき誠にありがとうございました。
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2023年2月22日(水)~26日(日)四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)vol.22『セブンスター』無事全公演、終演いたしました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
SARP22回目となる今回は、劇作家・演出家でうさぎストライプ主宰の大池容子氏を演出に迎え、学生と作品を創作しました。
今回取り組んだ戯曲『セブンスター』は、2012年に初演を迎えた、大池氏による作品です。数回の再演を通して磨かれてきた本作を、今回は四国学院大学バージョンとして、大池氏がリライトし、上演しました。
かつて宇宙を夢見ていた青年、大隅天馬を演じるのは出演者の学生8名。出演する学生のパーソナリティを基に、大池氏が戯曲を変更・加筆。夢を追いかけ続けることの儚さや美しさを、等身大の学生の言葉で舞台上に立ち上げました。
宇宙飛行士を夢見た青年・大隈天馬が、ガレージで1人、自転車を組み立てながら、未だに忘れられない初恋の女性や、兄との宇宙への夢を思い出していく本作。学生も、自分の持つ感覚を活かしながら役と向き合いました。
1人の青年を年齢も性別も違う複数人が演じることで、1人の人間が持つ様々な面を表現。「大隈天馬」という1人の人物像がより立体的に浮かび上がりました。
また、本作では舞台美術も学生によってデザインされました。アドバイザーのカミイケタクヤ氏(本学非常勤講師)の指導の下、約40枚のパネルを使って、本作の舞台となる地下のガレージをまるごと製作。ガレージをリアルに再現するだけではなく、戯曲から得た要素を基に、イメージを膨らませ、ガレージの天井から星空が見える工夫を凝らすなど、「宇宙」を大スケールで表現した美術となりました。
《公演写真》
©2023 Kato Shinpei
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2023年1月21日(土)・22日(日)四国学院大学 ノトスキッズ公演『ハッピーな姫と白いオオカミ』無事全公演、終演いたしました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
本公演は学内の劇場ノトススタジオで、地域の子どもたちが気軽にアートに触れ、言葉とからだを通じた表現や創造の楽しさを味わってもらうことを目的に、幼児向け、小学生向けの演劇作品やダンス作品などを展開しております。
今回は「幸福の王子」を題材にしたオリジナルストーリーをお届けいたしました。劇中には「3びきのこぶた」「赤ずきん」「やぎの郵便屋さん」など、様々な童話や童謡に時代性を反映したキャラクターたちが登場。登場人物が観客の子どもたちと意見を交わしながら物語が展開していく、観客参加型の演劇となっており、子どもから大人まで一緒に楽しめる演劇作品となりました。
《公演写真》
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2022年12月7日(水)~11日(日)四国学院大学身体表現と舞台芸術メジャー10期生卒業公演『コインランドリー マーメイド』無事全公演が終演いたしました。ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
今回は主に演者として活躍してきた学生が、本作で初めて俳優を兼任しながら脚本や演出に挑戦しました。また、俳優や舞台美術・照明等スタッフの全体をとりまとめ、作品づくりに取り組みました。
本作では「選択」と「洗濯」という2つの言葉をキーワードに、作品づくりを行いました。
コインランドリーを舞台にそこにある大量の服が個々のパーソナリティの象徴であることに着目し、服に宿った記憶を、言葉だけでなくダンスや歌を交え表現しました。また、フィクションと出演者の等身大の実体験も織り交ぜながら、若者たちのこれまでとこれからの「選択」について描きました。
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2022年11月2日(水)~6日(日)サラダボール公演『葵上』『班女』『弱法師』ー近代能楽集よりー 無事全公演、終演いたしました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
本学准教授、西村和宏が主宰する劇団「サラダボール」による新作公演。三島由紀夫が能を近代劇に翻案した「近代能楽集」より『葵上』『班女』『弱法師』の3作品を一挙上演しました。
今回の公演では、サラダボールの劇団員・本学学生に加え、青年団の申瑞季氏や、本学卒業生で劇団民藝所属の橋本潤氏が参加。三島由紀夫の美しい世界観が3作品を通して立ち上がる、重厚な舞台となりました。
©2022 Kato Shinpei
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2022年9月29日(木)~10月2日(日)四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)vol.21『稜線とわたし』無事全公演、終演いたしました。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
他人との接触が多いダンスパフォーマンスはコロナ禍で見送ってきましたが、本作は本学ノトススタジオで3年ぶりのダンス公演でした。
今回は演劇公演と違い台本がないため、何もないところからの創作でした。学生キャストが考えた振付を演出の白神さんがダンサーの個性や動きの特性をより引き立たせるような演出や振付を加え、各シーンを創作していきました。白神さんが作り出すユニークな振付と学生キャストの個性が最大限に発揮された作品となりました。
また、10m四方の大きな紙を使用するシーンも見どころの一つで、紙の音と迫力のある紙の動きが観客を魅了しました。
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