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四国学院大学社会学部プロジェクト 演劇公演『ダンデライオンズ』

2022年6月17日(金)・18日(土)四国学院大学社会学部プロジェクト 演劇公演『ダンデライオンズ』無事全公演、終演いたしました。
たくさんのご来場、誠にありがとうございました。

本公演は、就労継続支援B型事業所たんぽぽの利用者さんの人生について話を聞き、苦労や生きづらさをテーマに3つのストーリーを創作しました。
学生は精神障害のある役を演じるということで、当事者である利用者さんの話を聞きながら、役作りを行いました。

舞台美術には出演者の顔をモチーフとした木や、天井から逆さまに吊られた服など、日常とは違う違和感のある空間により、現実世界と幻覚によって作りだされた世界を表現しました。また、白神ももこ氏(モモンガ・コンプレックス)振付のダンスに加え、ピアノの生演奏や歌など見どころ満載の作品となりました。

 

〔町村さんのお話〕
町村修は、大学生で統合失調症を発症し、3度の入院を繰り返す。そのたびに彼はその場から逃げたくなる。なぜなら彼には大好きな場所があって・・・。

 

〔柿沼さんのお話〕
柿沼正志の家族は年功序列と高学歴優先で成り立っている。その中で、彼はいつでも一番下の立場にあって、家族の言いなりに。「やりたいこと」をするのってこんなに難しかったのか。

 

〔後藤さんのお話〕
後藤桐子は調子が悪くなると片付けができない。でも、彼女は働きたい。できることは何なのか模索しながら、恋愛もして、結婚もしてみたけど、「普通に生きる」ってなんなのか。

©Don Carroll

〔たんぽぽオリジナル商品展示・販売〕

公演当日、たんぽぽの利用者の方たちが一つ一つ丁寧に手作りしたクッキーや雑貨を、公演当日、会場ロビーにて展示・販売しました。

その他、当事者研究についての展示も行いました。

また、公演2日目には、約3年ぶりのアフタートークを開催しました。
ゲストにOiBokkeShi(オイボッケシ)主宰の菅原直樹氏を招き、本学の仙石(社会学部准教授)と西谷(社会福祉学部教授)の3人で当事者演劇の可能性について語りました。

 

本公演について、瀬戸内海放送のニュースで取り上げられました。
稽古から本番までの様子が紹介されています。

公演概要はこちら

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四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)
受付時間/10:00~17:00(土・日・祝日を除く)

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