2023年6月21日(水)~25日(日)SARPvol.23『あるく鳥の白いニワ』全公演、無事終演いたしました。
ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
本作品はSARP23の為に書き下ろされた新作戯曲です。とある高校の夏の昼過ぎ、アジアを中心に世界情勢が揺れる数年先の未来が描かれています。舞台は大きな壁がそそり立ち、処理に困る廃棄物が漂着する高校の裏庭です。
裏庭では生徒や教師の他愛もない日常的な会話の中から、それぞれが属するの社会での関係性が浮かび上がります。社会が知らず知らずのうちに作り出している常識や偏見の中で、力強く懸命に生きる人物たちを愛情たっぷりに描いた群像劇となりました。