四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)vol.26
『ポケットの中の月』
原作:稲垣足穂(「一千一秒物語」より)
構成・演出・振付:いいむろなおき
「よくわからないけど、よくわかる」
電車からとびおりたはずみに自分を落としてしまったり、お月様がポケットに自分を入れて歩いていたり、
ガス燈とつかみ合いをしたり…このちょっと不思議な稲垣足穂の『一千一秒物語』。
イメージだけが浮き彫りになって、ほかの部分は受け取る側が勝手に想像力で埋めていく
「よくわからないけど、よくわかる」…この感覚はマイムのそれとよく似ている気がします。
稲垣足穂の文字の世界をマイムの手法と身体表現で立体化させる今回の公演「ポケットの中の月」。
帰り道、ふと夜空を見上げたくなる…そんな作品になると思います。
いいむろなおき
【プロフィール】
いいむろなおき
マイム俳優・演出家・振付家/いいむろなおきマイムカンパニー主宰
兵庫県立宝塚北高等学校演劇科卒業。1991年渡仏。
パリ市マルセル・マルソー国際マイム学院入学。
1994年 同学院卒業後、ニデルメイエ国立音楽院コンテンポラリーダンス科最上級クラス入学。
審査員全員一致による金賞で翌年首席卒業。
フランスと日本でマイム、パントマイム、ダンスなどの公演活動やワークショップを行う。
1998年 拠点をフランスから日本に移し、「いいむろなおきマイムカンパニー」の名称で
ソロ公演・ワークショップやマイム指導・演出・振付・海外フェスティバルへの参加等、個人での活動を開始。
2003年 自身が代表を務める「いいむろなおきマイムカンパニー」で集団マイム作品の創作を開始。
日本では数少ない【集団マイム劇の創作上演を続けるカンパニー】として、関西を拠点に国内外で上演を続けている。
スタイリッシュで洗練されたスピード感あふれる舞台をテーマとしながら、常に笑いを忘れない作風は、まさに「関西生まれのおフランス育ち」。
2005年 文化庁新進芸術家海外留学制度研修員
2009年 「第3回世界デルフィックゲーム大会」即興マイム部門金メダリスト
2021年 東京2020パラリンピック開会式出演
【四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP/サープ)とは】
四国学院大学の身体表現と舞台芸術メジャーと舞台技術・公演マイナーが主体となって制作する公演。毎回、プロの演出家・振付家が大学内の施設に滞在し、学生キャスト・スタッフとともに一般観客の鑑賞に耐えうるレベルの高い舞台作品を創作することを目指し、2011年度より年2回のペースで公演を行なっております。
<CAST>
(4回生)尾﨑海斗 桑原日和 島本歩花 吉田蓮
(3回生) 杉山凛 関口晴 原麻名実
(2回生)今井真心人 奥竜之介 早坂健生 吉田陽登
<STAFF>
舞台美術|濱田愛海(1回生)
照明|亀井涼花(3回生) 廣本千衣子(2回生)
照明アドバイザー|西山和宏(ミュウ・ライティング・オフィス)
音響|目黒佳輔(1回生)
舞台監督|池内怜士(3回生)
舞台監督補佐|古瀬樹(2回生)
演出助手|川瀬麻耶(1回生) 福島優菜
衣装|松岡結暖(2回生) 大菊萌々香(1回生)
制作|久万田櫻(4回生) 藤村純成(4回生)
日程
2025年1月11日 (土)~15日 (水)
11日(土) 14:00
12日(日) 14:00
13日(月・祝) 14:00
14日(火) 19:00
15日(水) 19:00
*受付開始・開場は開演の30分前
料金(要予約)
一般 1,000円
大学生以下 500円
※学生の方は当日受付にて学生証をご提示下さい。
※未就学児童はご入場できません。
※NSメンバー対象公演
予約開始
2024年12月2日(月)10:00~
会場
四国学院大学 ノトススタジオ
※善通寺駅から徒歩8分/善通寺ICから車で8分
※学内駐車場あり(1回300円)
学内地図はこちら
主催:四国学院大学
協力:カルテット・オンライン ノトスプロダクション 四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所 (SIPA)
【ブログ】
ノトススタジオからハロー
上記ブログにて、稽古の様子や創作過程などを紹介いたします。
ぜひご覧ください。