ノトスラボvol.14
『命を弄ぶふたり』
原作=岸田國士『命を弄ぶ男ふたり』
翻案・演出=大瀬戸正宗(卒業生)
監修=西村和宏(四国学院大学社会学部 准教授)
◆あらすじ
線路沿いの土手の下に佇む一人の女、果実のように見えるシグナルの灯り、
空の弁当箱、一通の手紙と一枚の写真、自殺を心に決めた男。
曇り空が一日中続くある日、自殺志願者の集まる場所で偶然出会ったふたり。
遠くから微かに汽笛の音。汽車はどんどん近づいている。
自分とは何か、愛とは何か、そして、命とは何か。
口から絶えず溢れる身の上話が、少しづつ彼らを繋げていく…。
◆ノトスラボとは
学生と教員が新しい芸術の可能性に挑戦するノトスラボ。
第14回目となる今回は、日本を代表する劇作家・岸田國士の戯曲に、演劇コース学生と卒業生で挑みます。
◆演出より
1925年発表の本作ですが、男女の恋愛観・価値観は大きく変わっても、人間の在り方はそう変わっていないように感じます。自殺という選択をするのは人間ならではですが、物事の背景や痛みを他人と共有できることもまた、人間ならではと言えるのではないでしょうか。
男ふたりで演じられる原作に加え、男女や女性ペアバージョンなど、同じ場所に自殺のためやってきた“ふたりたち”の姿を描きたいと思います。
出演
【A】
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原文ver.
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椙田航平(4回生) 尾﨑海斗(2回生)
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【B】
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出会ver.
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土田倭也(2回生) 田中まみ(卒業生)
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【C】
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恋人ver.
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黒木麻絢(4回生) 武内愛実(2回生)
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【D】
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自決ver.
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岡田祐介(3回生) 小﨑彰一(卒業生)
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*A・B・C・Dキャストによる4つのバージョンを上演します。
*それぞれ別の翻案・演出となります。
日時
7月16日(土) 【A】14:00/【B】15:30/【C】17:00/【D】18:30
7月17日(日)【A】14:00/【B】15:30/【C】17:00/【D】18:30
*受付開始は開演の30分前・開場は開演の15分前です。
*上演時間は50分を予定しています。
*各回入れ替え制にて実施いたします。ご了承ください。
料金
【各回】
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一般 500円
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U-25 300円
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【一日通し券】
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一般 1,500円
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U-25 1,000円
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※U-25チケットをご購入の方は、受付にて年齢・学籍の証明書をご提示ください。
※未就学児童はご入場できません。
※NSメンバー対象公演
会場
四国学院大学ノトススタジオ(香川県善通寺市文京町3-2-1)
※善通寺駅から徒歩8分/善通寺ICから車で8分
※学内駐車場あり(1回300円)
学内地図はこちら
スタッフ
舞台美術・宣伝美術│大瀬戸正宗(卒業生)
舞台美術補佐|馬籠由祐姫(2回生)
照明│島本歩花(2回生)
照明補佐│安田有里(4回生)
音響│福島優菜(4回生)
ドラマトゥルク│椙田航平(4回生)
演出助手│桑原日和(2回生) 北島悠暉(2回生)
衣裳│目黒眞子(4回生) 宮地友希乃(3回生)
小道具│佐伯悠一郎(2回生)
制作│小林明葉(卒業生)
主催│四国学院大学身体表現と舞台芸術メジャー
協力│カルテット・オンライン ノトスプロダクション 片隅企画 四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所