2013年11月20日(水)~24日(日)
ノトススタジオで計6回公演。
劇団「三条会」の主宰を務め、「三条会」すべての作品の構成・演出を行い国内外で高い評価を受ける関 美能留氏が本学の学生とともに三島由紀夫の近代能楽集より『邯鄲』『卒塔婆小町』『弱法師』を上演。
学生達は三島由紀夫の書く言葉の強さ、関 美能留氏の力強く骨太な演出と向き合い、支えられながら公演に臨みました。
今作では同じ作品を観劇するリピーターも生まれ大好評のうちに終わりました。
【上演概要】
◆作◆ 三島由紀夫 ◆演出◆関美能留
◆出演◆ 四国学院大学学生
◆公演日程◆
2013年
11月20日(水)
19:30~『邯鄲』『卒塔婆小町』
11月21日(木)
19:30~『卒塔婆小町』『弱法師』
11月22日(金)
19:30~『弱法師』『邯鄲』
11月23日(土)
14:00~『邯鄲』『卒塔婆小町』
19:30~ 『卒塔婆小町』『弱法師』
11月24日(日)
14:00~ 『弱法師』『邯鄲』
◆あらすじ◆
【邯鄲 】
18歳の次郎は、女中の菊の家に邯鄲から来た枕を求めて訪れる。その枕で寝て夢から覚めると、なにもかも馬鹿らしくなってしまうという。次郎は、すでに世の中が馬鹿らしいと思っているので、自分にその枕に効き目はないと思っているのだが。
【卒塔婆小町 】
公園で、老婆が若い恋人たちの邪魔をしているところに、詩人が声をかける。2人が恋人たちについて会話をするのだが、かみあわない。すると、老婆が、昔、小町と言われた美女であったことを語り始める。舞台は鹿鳴館に変わり、老婆も小町に変身する。
【弱法師 】
家庭裁判所の1室で、2組の夫婦が盲目の青年俊徳の親権を争っている。埒があかず、調停委員の桜間は、俊徳と2人きりで話すことをうながす。夕日が沈む頃、俊徳は、目が見えなくなった原因である地獄の戦火について語り始める。