
イベントレポート
日韓共同事業演劇公演『魚の帰郷』
2015年3月11日(水)~12日(木)
サンポートホール高松第1小ホールにて計2回公演。
韓国の人気劇団「演戯団コリペ」を香川に迎え、時代の流れに翻弄される、国を別にした夫婦の愛の物語を上演しました。
「故郷」とは何か、「世の中」は何故こうも無情なのかを考えさせ、観客の感動を誘いました。
お祭りや踊りの場面では、四国内から公募したエキストラの人たちも作品に参加し、韓国の劇団員たちと共に、シーンを作り上げました。

上演前には、サンポート高松の野外広場で、公演PRのためのパフォーマンスを行いました。


3月11日(水)の上演終了後には、イ・ユンテク氏と平田オリザ氏によるアフタートークが開催されました。
【上演概要】
◆作・演出◆ 李潤澤(イ・ユンテク)
◆出演◆
イ・スンホン アン・ユンチョル カン・ホソク キム・アラナ
イ・セイン ペ・ジュンイル ホン・ミンス キム・ヨンジ
イ・スンウ ヤン・スンイル パク・アジン ファン・ヒョンア
◆スタッフ◆
舞台監督:ライフ総合舞台
舞台製作:キム・ギョンス
照明:ゾ・インゴン
音響:ソ・ミンウ
映像:シン・ミョンウン
字幕/通訳/台本翻訳:シム・ヂヨン
宣伝美術:hi foo farm
◆主催◆
四国学院大学
◆助成◆
韓国文化芸術委員会
◆共催◆
公益財団法人高松市文化芸術財団
◆後援◆
高松市
高松市教育委員会
平成26年度 文化庁
大学を活用した文化芸術推進事業


◆公演日程◆
2015年3月
11日(水)19:00~
12日(木)19:00~
◆あらすじ◆
1880年、香川県の漁師・クマキチとワダは漁に出ていたある日、朝鮮の九龍浦に流れつく。これをきっかけに日本人の街(現九龍浦近代文化歴史街)が作られることとなる。
クマキチは日本から妻と息子・トモタロウを連れ、その後三代が九龍浦に定着する。時は流れ、日本の植民地から独立した朝鮮には米軍政が入り、国の情勢は乱れていた。その影響は九龍浦まで及び、トモタロウの息子・シゲノリと朝鮮人の娘・スンナの結婚式が行われる1945年10月15日、彼らは大きな悲劇に見舞われることとなる・・・・・・
上演時間=約70分