アルフォンス。私がこの世で逢った一番ふしぎな人。
1772年秋。パリのモントルイユ夫人の屋敷でサド侯爵(アルフォンス)の犯罪と逃亡にまつわる醜聞について話すサン・フォン伯爵夫人とシミアーヌ男爵夫人。モントルイユ夫人は二人にサド侯爵を救済してほしいと依頼する。そこにサド侯爵に献身的に尽くし理解者であろうとする夫人ルネ、ついで妹アンヌも現れる――
サド侯爵を巡っての女たちの激しい対立。
言葉と言葉、論理と論理の応酬。
「アルフォンスは、私だったのです。」
命尽きたあと、人は緩やかに死んでいくのだと思う。
それは記憶の問題として。
希望も、貞淑も、悪徳も、欲望も、緩やかに死んでいく。
サド侯爵は生きながら死んでしまったのだろう、緩やかに。だからルネは会わない。不思議ではなくなったから。
三島はまだ生きている。言葉として、文学として、演劇として。美しさと不可解さを残しながら、まだ血を流している。
それをこの3時間の舞台で証明してみたい。
演出家 西村和宏
【出演】
ルネ 高橋なつみ(サラダボール)
モントルイユ夫人 鈴木智香子(青年団/サラダボール)
アンヌ 永山香月
シミアーヌ男爵夫人 横関亜莉彩(サラダボール)
シャルロット ほりゆり
サン・フォン伯爵夫人 申 瑞季(青年団)
【公演日時】
2024年1月25日(木)-28日(日)
25日(木) 19:00
26日(金) 19:00
27日(土) 14:00
28日(日) 14:00
*受付開始・開場:開演30分前
◎上演時間
約3時間(全3幕/2幕と3幕の間に15分間の休憩あり)
【会場】
四国学院大学ノトススタジオ
〒765-8505 香川県善通寺市文京町3-2-1
JR土讃線「善通寺」駅より徒歩8分、善通寺ICより車で8分
*学内駐車場が1日300円でご利用いただけます。
【料金】(予約・当日ともに)
一般 3,500円
25歳以下 2,500円
18歳以下 1,000円
*日時指定・全席自由
*25歳以下/18歳以下のお客様はご観劇日当日、受付にて年齢を確認できる証明書をご提示ください。
*未就学児童はご入場いただけません。
*NSメンバー対象公演
【ご予約・お問い合わせ】
・サラダボール
Web予約: https://www.quartet-online.net/ticket/sade2024
E-mail: ticket@saladball.info
・四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)
E-mail: sipa@sg-u.ac.jp
Tel/Fax: 0877-62-2324(平日10:00~18:00)
【予約開始日】
2023年12月16日(土)
【スタッフ】
舞台美術:カミイケタクヤ
舞台美術アシスタント:武智奏子
照明:西山和宏(ミュウ・ライティング・オフィス)
音響:高橋克司(東温音響)
舞台監督:前田浩和(だるまど〜る)
衣装:西村ひとみ
宣伝美術:hi foo farm
写真:加藤晋平
制作:宮地真優 上田英治
主催:一般社団法人アトリエ・サラダ
共催:四国学院大学
協力:四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)/青年団
企画制作:サラダボール/一般社団法人アトリエ・サラダ