2017年2月5日(日)~10日(金)
四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス
SARPvol.12『くちきかん』上演いたしました。
たくさんの方にご来場いただき、誠にありがとうございます。
四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARPvol.12)
『くちきかん』
作・演出:工藤千夏
■四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP/サープ)とは
四国学院大学の身体表現と舞台芸術マネジメント・メジャーが主体となって制作する公演の名称。毎回、プロの演出家・振付家が大学内の宿泊施設に1ヶ月以上滞在し、学生キャスト・スタッフとともに一般観客の鑑賞に耐えうるレベルの高い舞台作品を創作し上演することを目指す公演。2011年度より年2回のペースで公演を行う。
■工藤千夏プロフィール
劇作家・演出家・ドラマターグ
うさぎ庵主宰、青森県立保健大学非常勤講師。ニューヨーク市立大学大学院演劇科修士課程終了。1992年「青年団」入団、2003年より演出部に所属し「うさぎ庵」を主宰。『卯の卵』『大きな豚はあとから来る』『よわくてやわらかくてつよい生き物』等を上演。また、劇場ではない実際の空間にあて書きする借景芝居を発表している。ラフカット2009で作・演出を担当した『真夜中の太陽』(原案:谷山浩子)は、2015年~2016年、劇団民藝による長編版が全国巡演。NHKFMシアター等ラジオドラマ書き下ろしも多数。渡辺源四郎商店ドラマターグ。日本劇作家協会高校演劇担当委員。
■『くちきかん』あらすじ
主人公の名前は、くちきかん。名前の通り寡黙な男だが、文士として身をたてることを夢見ている・・・。
香川県が誇る文豪にしてメディア王の菊池寛の人生をモチーフに、メディアとは何か、大衆とは何か、そして、人々の幸福とは何かを考える。
■日時
2017年2月
05日(日) 15:00~★
06日(月) 19:30~★
07日(火) 19:30~★
08日(水) 19:30~★
09日(木) 19:30~
10日(金) 19:30~
*受付開始・開場:開演30分前
★=終演後、工藤千夏氏と日替わりゲストによるアフタートークあり
〔トークゲスト〕
5日=黒瀬貴之(広島市立沼田高校演劇部顧問/中国高等学校演劇協議会理事)
6日=西村和宏(ノトススタジオ芸術監督)
7日=新谷政徳(高松桜井高校演劇同好会顧問)
8日=中桐康介(西日本放送アナウンサー)
※敬称略
SARPvol.12関連特別企画「菊池寛戯曲リーディング公演」
作:菊池寛 演出:工藤千夏
*『くちきかん』の公演前に日替わり戯曲・キャストでお届けいたします。
*入場無料・予約不要・完全入替制
*開場:リーディング各回開演の15分前
【上演作品】
●5日(日) 13:30開演
『藤十郎の恋』
1919年初演。元禄時代の実在の歌舞伎役者坂田藤十郎が主人公。芸を磨くための偽りの恋の顛末は・・・。
再発見された幻の初期戯曲、小説、森田痴雪による潤色台本、潤色を元に菊池本人が再執筆した戯曲(本篇)の4種類がある。
<出演>
千田萌 森田恭矢 青木奈緒 宇垣一茂 池瑞樹 野久保美紅
山内せれい 山地彩 大森那津実 竹葉香里 中村歩実
●6日(月) 18:15開演
『屋上の狂人』
1916年5月『新思潮』に発表、21年帝国劇場で14世守田勘弥、2世市川猿之助らが初演。
人間の幸不幸を主観で捉え直そうという、菊池寛テーマ戯曲の代表作。
<出演>
森田恭矢 池田友里 近藤丈雅 谷口継夏 山地彩 大森那津実
氏原恭子 三好樹里香
※『屋上の狂人』に出演予定だった柿岡唯は、健康上の理由により降板、代わりに氏原恭子が出演いたします。
●7日(火) 18:15開演
『真似』
フランシスコ修道会を創設したアッシジの聖フランチェスコを題材にした作品。
信仰とは?人間の欲望とは?救いとは?1924年「新潮」1月号に発表。大正期に人気のあった切支丹物の系譜の作品。
<出演>
内田沙也加 青田夏海 荒川真由 高橋なつみ 白石桃菜 中村歩実
●8日(水) 18:15開演
『時勢は移る』
激動の幕末、武士たちの生き方を変える流れは、ある父と子に対立をもたらし・・・。
菊池寛は三幕構成で時勢の推移を描きたかったが、序幕のみを一幕物として完成させ、1922年発表。1924年上演。
<出演>
内田沙也加 千田萌 近藤丈雅 橋本潤 西原侑呂 藤本紗綾
●9日 18:15開演
『海の勇者』
京都帝国大学卒業後の1916年7月『新思潮』に発表。土佐にある小さな漁村。嵐の夜、難破しそうな船の情報が入る。かつて、難破船を助けるために長兄を失くしたその家では・・・。
<出演>
青木奈緒 宇垣一茂 氏原恭子 池田友里 野久保美紅 鉢峯輝敏
山内せれい
●10日(金) 18:15開演
『父帰る』
時は明治40年頃。家族を捨てて出奔していた父が、20年ぶりに戻ってきた・・・。
1917年に発表されたのち、1920年に2代目市川猿之助が演じて絶賛され、菊池寛の代表作となる。
<出演>
松田諭人 伊藤快成 山川香菜 横山智恵里 白井誠也 田中千晶
■会場
四国学院大学ノトススタジオ
(香川県善通寺市文京町3-2-1)
*善通寺駅から徒歩8分/善通寺ICから車で8分。
*駐車場は1日300円でご利用いただけます。
■出演
松田諭人 青田夏海 氏原恭子 池瑞樹 伊藤快成
高橋なつみ 谷口継夏 橋本潤 鉢峯輝敏 竹葉香里
西原侑呂
■スタッフ
舞台監督:兵頭拓磨
舞台監督補佐:鐘築隼/森田恭矢/白井誠也
演出助手:池田友里/大森那津実
照明:武智奏子/宇垣一茂/柿岡唯/田中千晶/長尾淳美
照明アドバイザー:西山和宏(ミュウ・ライティング・オフィス)
音響:内田沙也加/山内せれい/山川香菜/三好樹里香
音響アドバイザー:児島塁
舞台美術:山地彩/横山智恵里/白石桃菜
舞台美術アドバイザー:カミイケタクヤ
衣装:三原みのり/千田萌/荒川真由/中村歩実
宣伝美術:逢坂涼介/金城七々海
宣伝美術アドバイザー:山田芽実
制作:青木奈緒/近藤丈雅/野久保美紅/藤本紗綾
制作助手:金城七々海
■主催
四国学院大学
■協力
西村和宏(ノトススタジオ芸術監督)
阪本麻郁
仙石桂子
渡辺源四郎商店
うさぎ庵
四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)
ノトスプロダクション
シバイエンジン
■後援
菊池寛記念館